| |
■経費削減とエコロジーのアピールを両立する「段ボール貼箱」 |
| |
通常は貼箱の中芯にはボール紙を使用します。 それが最も強度が高く、しっかりとした箱が出来るからだと言うことは「貼箱ってなに?」のページなどで紹介してきました。
強くて安心、高級感。 更にリサイクルが可能な紙容器である貼箱はさらなる可能性を持っています。
それは通常、中芯に使用するのはボール紙のところを、段ボール箱でお馴染みのあの「段ボール生地」に代えるのです。
このページでは、その"段ボール"を使って作製する「段ボール貼箱」を紹介します。 |
|

貼箱に使用しやすい「極薄段ボール」 |
段ボールは2004年12月現在で古紙回収率が90パーセント、古紙利用率が92パーセントと非常に高く、この回収率と利用率は世界でもトップクラスとなっていますが、その段ボールを貼箱の素材にして創る「段ボール貼箱」を使用することで木材の有効利用、紙の抄造時のエネルギー使用量の削減、さらにゴミ減量化にも貢献できるのです。
この"段ボール貼箱"に使用する段ボールは通常の段ボール箱に使っている厚みの生地をそのまま使用したのでは箱自体が分厚くなり過ぎ、また加工もしにくいため極薄段ボールを使用します。(下記「段ボールの種類参照」)
では、段ボールにはどんな種類があるのか、どんな構造になっているのか、またそれを貼箱としてどう利用するのかを説明していきましょう。 |
|
| |
|
| |
■段ボール貼箱のメリット |
| |
中芯に段ボールを使用した「段ボール貼箱」。
この箱を使用するメリットは「リサイクル費用が不要」(下記「容器包装リサイクル法」参照)になること、まとめて郵送するときに従来の貼箱よりかなり軽く仕上がるため郵送料が安くなること、「この箱は環境にやさしい素材を使用しています。美しい地球を子供たちに引き継ぐ為、リサイクルご協力ください」と目立つところに印字して環境のことを考慮している企業であることを大きくアピールすることが出来ること、もちろん本当に自然環境に対して貢献することが出来る...などが挙げられます。 |
|
【段ボール貼箱を使用するメリット】
| ●リサイクル費用が不要 |
| ●軽いため郵送料が安くなる |
| ●エコロジーをアピールできる |
| ●自然環境に対する貢献 |
|
|
| |
|
| |
■容器包装リサイクル法 (平成13年4月施行) |
| |
◆容器包装リサイクル法は、「消費者」「市町村」「事業者」がそれぞれの責任を果たすことによって、リサイクルを進めていくシステムです。 市町村が分別収集計画で決めた収集品目について、「消費者」は市町村のルールに従って分別排出し、「市町村」は分別収集し、「事業者」は引き取って再商品化する義務があります。
※この場合、「事業者」とは、再商品化義務の対象となる容器包装を利用したり、製造したりしている業者で、自ら、又は委託して容器包装ごみを引き取り原材料や製品として売れる(又は自ら利用できる)状態にして再商品化する義務があります。しかし、スチール缶・アルミ缶・紙パック・段ボールは有価で引き取られているので事業者の商品化義務の対象外となっています。 |
【なぜ「段ボール貼箱」はリサイクル費用負担対象外なのか】
●中芯を段ボールに代えた「段ボール貼箱」の場合、構成材料重量の1/2以上を、段ボールが占めることになり、段ボール製品として区別されるので事業者の商品化義務の対象外になるのです。
従って
「リサイクル費用」の負担が不要になります。 |
|
| |
|
| |
■段ボールの種類 |
| |
私たちの身近にある段ボールのあの「段」は「フルート」と呼ばれ、波形の大きさによって分類されています。この代表的な5種類のうち段高の低い(厚みの薄い)ボール紙の「Fフルート」と「Gフルート」のことをマイクロフルートと呼びますが、弊社で"段ボール貼箱"に使用するのは主にこのマイクロフルートです。
※×フルートを「×段」などとも呼びます。 例:Aフルート=A段 Fフルート=F段
【段ボールの種類】
名 称 |
形 状 |
総 厚(mm) |
詳 細 |
|
段高:約4mm 段数約34山/30cm |
約4.5 |
段高が約4ミリあり、緩衝性優れているので外装用として最も多く利用されている。 |
|
段高:約2.5mm 段数約50山/30cm |
約3.0 |
段高約2.5ミリ。平面圧力が強く、缶詰や瓶などの包装に適している。 |
|
段高:約1.2mm 段数約95山/30cm |
約1.4 |
段高約1.2ミリ。タテ、ヨコの圧縮度が均等であるため、自由な箱の設計が可能。 |
|
段高:約0.6mm 段数約120山/30cm |
約1.16 |
段高約0.6ミリの極薄段ボールで素材の軽さは段密度が低い分最薄のGフルートにも勝る。 |
|
段高:約0.5mm 段数約177山/30cm |
約1.15 |
段高僅か0.5ミリの超極薄段ボール。ダイレクトオフセット印刷が可能。 |
 |
段高=段の高さ
総厚=ボール紙の厚み
山数=30センチ巾に何ヶ山があるかの密度を示す |
|
|
|
| |
■通常の貼箱との違い (断面・重量比較) |
| |
| 段ボール貼箱はもちろん段ボールの特徴をそのまま受け継ぐことになり、段ボール生地独特の細かく仕切られた細長い部屋の様な形状をしている為、緩衝性が若干高くなります。 |
|
通常の貼箱(中芯にボール紙を使用)と比べた時、見た目には全く通常の貼箱と同じですが、手に取ってみると明らかにその違いが分かります。
特筆すべきはその軽さ。
ほぼ同じ厚さのボール(紙#16)で作った同じサイズ(身=120X95X70)の箱と段中芯・ボール仕様の「段ボール貼箱」とを重量比較してみました。 |

段ボール貼箱の断面(クリックすると拡大) |
|
通常の貼箱 |
|
段ボール貼箱 |
 |
|
 |
総重量=10.5g |
|
総重量=6.6g |
「段ボール貼箱」は通常の貼箱に比べ、およそ40パーセントも軽いのです。 |
|
| |
たった1ヶの箱で約40パーセントも軽いのですから、50ヶ入りのケースなら、かなりの違いになってくることはたやすく想像できます。 郵送代、商材の詰め作業やその後の出荷時、「少しでも軽い方がいい!」と思われるのなら、それだけでも"段ボール貼箱"を選択する理由になる筈です。 |
|
|
| |
■使用例 〜環境に優しい"段ボール"と"古紙再生紙"の組み合わせ〜 |
| |
段ボール貼箱を創るとき、その"貼紙"にも少し気を遣ってみるのも良いかもしれません。
たとえば、通常の上質紙となんら変わりのない色、手触りの「100%古紙再生紙」の貼紙です。 |
|
 |
|
|
「100%古紙再生紙」と
「極薄段ボール」の組み合わせ |
| |
|
|
|
|
 |
| 段ボール貼箱も通常のボール紙を使用した貼箱も見た目にはほとんど変わりません。 箱の側面には「地球の環境を守ることにご協力ください」と表示します。 |
|
段ボールの断面を見せるために爪掛け穴加工を施します。 |
| もし、商材が「100%古紙再生紙」のものならば、なおのこと中芯は「極薄段ボール」、貼紙(包み紙)に「100%古紙再生紙」を使う...といった組み合わせが効果的でしょう。 |
|
| |
|
| |
■必要に応じて"段ボール貼箱"もいかがでしょう! |
| |
段ボール貼箱のメリットは...
|
| |
|
| |
|